ネットショップの運営

タイトルに「運営」と書きましたが、ここまで到達すればもはやバイトではなく、経営者ですので、一つの目標として参考にしていただければ幸いです。(実際はここまで稼がなくても自力で卒業できます)

私の場合、学費の為に瀬取りをしたり、ヤフオク&メリカリで買ったり売ったりを繰り返すうちに、手数料を取られたくない気持ちと、自分だけの商品の入手ルートが確立出来てきた事が相まってネットショップの開業に至りました。

ネットショップと聞くと難しい知識が必要だと思う方もいるかもしれまんが、開業自体は誰でも無料で簡単に出来ます。ネット黎明期ならいざしらず、今は高機能のネットショップ開業サービスが充実していますので、ネットの知識がほとんど無くても大丈夫です。

ネットショップで稼げるかどうか重要になってくるのは、開業の為の知識ではなく「どのような商品を売るか」と「どのように仕入れるか」の二つです。

ネットショップの運営(経営)の基本情報

  • おススメ度:★★★★★
  • 年齢制限:18歳以上 ※クレジットカードの登録が必要
  • 給料:200,000円/月 ※私のネットショップの月の利益の平均値
  • 最低拘束時間:週1回くらい(軌道に乗ればほぼ放置)
  • 肉体的負担:楽
  • 精神的負担:楽

ネットショップの開業をおススメする理由

アイディアだけで始められる

昔はPHPの勉強をして自分で契約したサーバーにプログラムを構築して運営するやり方が主流で結構敷居が高かったのですが、現在ではネットショップの開業・運営代行のサービスが非常に充実しており、誰でもリスク無しでネットショップを開業する事が出来る時代になりました。その分、参入障壁が低いのでライバルも多いのですが、世の中に需要と供給のバランスが崩れた商品は無数にありますので、工夫次第で売れる商品は無数に見つかります。

利益が出るまでお金がかからない(無料で開業出来る)代行サービスが多い

ネットショップの開業サービスはいくつもありますが、最初は無料で始められるフリープランで始められるのが主流です。ネットショップの代行サービスは、売り上げが出てきたユーザー側の意思で欲しい機能を後から追加してもらうスタイルで利益を得ているので、ユーザーと代行サービスのWin-Winの関係が成り立つわけです。

実際にネットショップを開業して売れるようになれば分かってくるのですが、利益が出始めるとサーバーの容量を増やしたりリピーターへの新商品のメール通知等のオプションが欲しくなってきます。そうなると、儲かった利益の一部でオプションの追加機能を申し込む、という流れになっていきますので、ユーザー側からすると売れるまでは一切お金をかけずに運営していく事が出来ます。(もちろん商品の仕入れ代は別です)

商品の仕入れ代が安い

瀬取りやヤフオクの延長線上からネットショップを始める場合は特にそうですが、転売メインで始めるネットショップは最初に必用な投資額が限りなく低いです。通常の店舗だと売れるか分からない商品でもいくつも揃える為に数百万円揃える必要がありますが、ネットショップだと数千円で数種類の商品を1つずつ揃えて開業し、その商品が売れると分かって初めて大量の商品を用意する事が出来ます。

不要な在庫を抱えない

特に飲食店等と比較すると顕著ですが、例え売れなくても数千円分程度の商品であれば、大したスペースは取りません。学生が一人暮らしの1LDKの部屋で運営するのも余裕です。

ネットショップで稼ぐ為のコツ

ネットショップで利益を出す為の方法は非常にシンプルですが、いくつかコツがありますので、抑えるべきポイントについて解説していきます。

ニッチで需要の高い商品を探す

ネットショップで利益を出すには1にも2にも商品選びが重要です。失敗談としてよく聞く話が、「自分が好きな商品だけ」売ろうとする事。もちろん、自分の好きな商品が他の人にも魅力的に映ることもありますが、売れるかどうかで商品を選んでいかないと、いずれ少しずつ在庫は溜まっていきますので、自分が売りたいものを売るのではなく、市場に求められているものかどうかを判断基準にして商品を選んでいく事が重要です。

同時に、ニッチな分野の商品である事が重要です。言い換えるならば、大手に真似出来ない商品構成で販売する事。例えば、単に「メンズT-シャツの販売サイト」くらいだとZOZOTOWNのような大手企業に確実に負けます。これが「身長190センチ以上の男性の為のT-シャツの販売サイト」くらいまで狭めると、ライバルはかなり減るので、SNS等の宣伝のやり方次第で多少太刀打ち出来る可能性も出てきます。

売れる商品の入手経路を確保する

売りたいものが決まったら、実際にその商品をどうやって仕入れるか検討します。仕入れと言っても、仕入れ業者を探したりする必要は全くありません。ブックオフで買ってきてもいいですし、T-シャツなら自分で原宿で買ってくればOKです。

必須ではありませんが、最初はなるべくかさ張らずに、最悪自分でも使えるものをおススメします。先述して例に出したT-シャツは実際におススメなのですが、これはかさ張らないという理由以外に、原価も安く最悪自分で着る事も出来ますので、リスクが低い好商品の一つだと思っています。

商品の分野ごとに複数のネットショップを開業する

1つの分野のネットショップを開業しても、その商品自体が外れだったり、一過性のブームが過ぎ去ると利益が一気になくなる事はよくあります。後述する事例の韓流グッズなどはまさにブームに乗った商品になりますが、安定した利益を追求するのであれば、ネットショップは複数の商品で複数開業しておく事をおススメします。

私の場合はアパレル系のネットショップを3つと、韓流グッズのネットショップを3つ運営していましたが、ネットショップのサービス自体が潰れるリスクも考慮して、ネットショップごとに開業サービスもいくつか分散して運営していました。

リアルでも失敗する人にありがちなのが「〇〇の雑貨屋」のようなあれもこれもと適当に置いているお店ですが、タレントのような知名度が無い人がいきなり雑貨屋を開いても99%失敗します。これはネットショップも同じ事です。利益を出したいのであれば「特定の商品の専門店」を開業する事をおススメします

実際にネットショップで爆発的に売れた事例

私が学生時代に最初の韓流ブームが到来した時の話になりますが、韓流グッズのネットショップを開業したら飛ぶように売れた事がありました。

ヤフオクで扱っている韓流グッズが軒並み売り切れているのを見て、「これはどこかで仕入れに成功すればネットで売れるのでは?」と思い立った事がきっかけだったのですが、大学の近くの新大久保で韓流グッズを買い漁り、ネットショップを開業してみたら、1週間で在庫が無くなりました。

その後も新大久保で韓流グッズを仕入れては売りさばく事で3か月で百万以上稼いで確定申告に追われましたが、後々なんで売れたのか考えた時に思ったのは、「韓流グッズを欲しい人はたくさんいるが、新大久保まで買いに行ける人は限られている」という事です。

例えば北海道や福岡の韓流ファンであれば、わざわざ飛行機に乗って東京の新大久保まで買いに行くくらいなら、少し高くてもネットで買います。その隙間に上手く私のネットショップが入り込めた事により利益が出たわけです。

その後、第一次韓流ブームは過ぎ去り、韓流のネットショップの利益も落ち着きましたが、世の中には韓流に限らず様々な流行があります。ネットショップはそういった流行に乗って個人が莫大な利益を享受する事が出来る可能性があるので、余裕があれば学生時代に是非チャレンジして欲しいと思います。

無料で開始・運営出来るおススメのネットショップ開業サービス


BASE
全く知識が無い人が最短でネットショップを作れるサービスはどこか?それは間違いなくこのBASEです。3つの項目を埋めるだけでネットショップが開設出来るので、誰でも30秒くらいでで自分のオリジナルショップを作れます。70万店舗以上のネットショップがこのBASEを利用しており、この数字は業界No.1です。素人でも簡単にネットショップが作れる操作性と、初期費用・月額費用0円(商品が売れた時のみ商品代3.6% + \40をBASEに払います)で運営出来る敷居の低さから、初めてネットショップを開業する人に特に人気のサービスとなっています。


イージーマイショップ
シンプルな操作性で高機能な本格派ネットショップを15分程度で作成できるクラウドサービスです。基本的な機能が完全無料で使えます。有料プランは容量の違い(無料=0.1GB、有料=3GB~)とリピーター客用のオプション機能の有無くらいなので、数品程度の商品であれば商品代以外は一切お金をかけずにネットショップを運営していく事が出来ます。Facebook・Yahoo!ショッピング・Googleショッピングとの連携も出来るので、横展開による売り上げ増加も期待出来ます。


STORES.jp
100種類以上の豊富なデザインが用意されており、T-シャツ等のアパレル系のネットショップの運営に適しています。使いやすさにも定評があり、慣れれば1つの商品を掲載するのに2分もかかりません。STORESJPも完全無料で登録から運営まで出来ますが、フリープランだと商品が売れた際に5%の決済手数料を取られます。有料プランは決済手数料が3.6%に下がりますが、これは年間240万くらい売り上げが無いとフリープランよりもコストダウンにならないです。慣れるまではフリープランで進めていく事をおススメします。