治験のバイト

治験は販売前の医薬品や化粧品、健康食品の効き方を調査する臨床試験に参加するお仕事です。お金をもらえるのでバイトと書きましたが、厳密には「ボランティア」というくくりになります。

もらえるお金の単価はめちゃくちゃ美味しいのですが、残念な部分もあるので解説していきます。

治験のバイトの基本情報

  • おススメ度:★★★★☆
  • 年齢制限:20歳以上(未成年不可)
  • 給料:通院1回で7,000円~(入院は10,000円~1,500,000円)
  • 最低拘束時間:検査内容によります
  • 肉体的負担:超楽(ただし検査内容によります!)
  • 精神的負担:超楽

治験が美味しい理由

超高時給

治験は交通費等の負担軽減費といった名目でお金をもらえますが、ぶっちゃけるとリスクが高いほど高単価です。友人で麻酔をして腕の骨をへし折って治療の経過を見るという試験に参加した者がおりましたが、3ヶ月入院して150万もらったそうです。(さすがに私はやりませんでしたが)

ただ、発売直前のジェネリック医薬品を飲むだけでも20,000円もらえたりするので、通常のバイトよりも高単価である事には変わりません。

大事にされる

参加すると「患者様」なので、大事に扱われます。入院タイプの治験だと3食ご飯も付いてきます。

自由時間が多い

入院タイプの治験だと、診療中以外は本を読んだり昼寝をしたり結構好きに過ごせます。私の場合は卒論を書いていました。

確定申告で経費が計上出来る

これは別項目で詳しく解説しますが、治験でもらったお金は、普通のバイトの給与所得と違って「雑所得」に含められます。雑所得の場合、20万を超えると確定申告が必要になってくるのですが、経費を計上出来るというメリットがあります。

つまり、入院中に取り揃えたパジャマや交通費を経費として総収入から引けたりするわけです。どこまで経費に含められるかは最終的にはプロ(税理士)に相談するのをおススメしますが、経費計上を組み合わせる事で税金を減らせる可能性がある事は覚えておいてください。

治験の残念なところ

高単価の治験は頻繁に参加出来ない

入院型の高単価の治験は、次の治験に参加するまでに3ヶ月~6ヶ月程度の「休薬期間」を定められているところが多いです。1発でもらえる金額はでかいのですが、毎日参加出来るメインのバイトには出来ない事は覚えておきましょう。

タバコが吸えない

タバコは血管の収縮作用があり、治験薬の効果判定に影響を及ぼすため、入院期間中は禁煙です。喫煙者にはちょっとツラいお仕事かもしれません。

おススメの治験モニター紹介サイト


クリニカル・ボランティア・サポート
健康な人を対象とした治験の他に、疾患を持った人を対象とした治験と健康食品のモニターの募集もしています。健康食品のモニターはもらえる金額が若干少なめですが、リスクもほとんどないのでおススメです。


JCVN治験ボランティア
治験に参加出来ますが、どちらかというと健康食品のモニター中心の治験サイト。
青汁を飲んで日記を書くといったライトユーザー(?)向けのユニークなものも扱っています。


治験情報V-NET
高単価の治験を多く扱っているサイト。私は入院型の2泊3日の治験に参加して9万円いただきました。
公式サイトには負担軽減費の計算式や体験談も掲載されてますので、治験に興味ある方の参考になると思います。